スキンケア

【ニキビ】予防と対処法

気をつけてはいるものの時折できてしまうニキビ…。数が増えてくると鏡を見るたびに憂鬱になってしまうこともしばしばありますよね…。

そんなニキビができやすい要因と予防法、できてしまった際の対処法を、私のセルフケアを含めてお話していきます。

肌刺激になる要因と予防策

  • 乾燥
  • 花粉などのアレルギー
  • 不潔な手で顔を触る
  • 整髪剤
  • 食生活
  • ホルモンバランス異常
  • 洗顔方法

乾燥

ニキビや肌トラブル全般の要因で最も関係性が高いのが乾燥だと考えられます。乾燥を招く要因としては、過度な洗顔や、洗顔後にタオルでゴシゴシ顔を拭き取り。洗顔フォームはスクラブ入り、肌の弱い方ではアルコールや、メントールといった物も乾燥を招きます。

顔面の皮膚は他部位と違い、表情を作るため多種多様な動き、皮膚の形状が変化することが求められます。そのため、皮膚は薄く、伸縮性が優先された造りになっています。動きを優先させた代わりに、表面は適度な油分と、常在菌により外の刺激から守るられています。乾燥からそのバリア機能がなくなってしまうと刺激に弱くなり傷がつきやすくなったり、逆に油分の分泌が過剰になってしまいオイリー肌の原因にもなります。

油取り紙なども基本は不要でティッシュオフ程度で十分です。もしも使う場合はTゾーンに紙を軽く押し当てるだけに留まりましょう。単純に水分をこまめに経口摂取することも大切です。可能なら30分おきの水分補給を心がけましょう。

花粉などのアレルギー

春先には花粉や黄砂、色んな刺激が飛び交います。鼻のかみすぎで鼻の周りが荒れる。目が痒くなれば目の周りをつい擦ってしまい刺激になってしまいますし、肌のバリア機能が低下(肌の乾燥)していれば皮膚にアレルギー物質が付着するだけでも刺激を与えてしまいます。

室内では湿度を40~60%に保つことである程度防ぐことができるので、加湿器などを使い加湿を心がけましょう。

マスクや、眼鏡でもある程度防ぐことができます。外出から帰宅時には洋服を着替えたり、玄関で衣類を払うなどのケアも有効と言えるでしょう。風邪たいさくにもなるのでオススメです。

不潔な手で顔を触る

癖で顔を触ったり、髪の毛をかき上げる動作で一緒に顔に触れてしまう、顔が痒い際に不潔な手で掻いてしまうことは、それそのものが刺激、あるいは乾燥を招きます。

顔を触る癖のある方は極力直す努力をしましょう。顔が痒い際は手を洗った後や、ティッシュ越しで触れましょう。そもそも痒みが出る場合は乾燥していたり、ホコリや花粉がついている可能性もあるので、保湿と部屋の加湿を見直してください。

爪をキレイに整え汚れがたまらないようにしておきましょう。

整髪剤

ワックスや、ヘアスプレーといった整髪剤をフェイスラインや、前髪、毛の生え際につけすぎると汗や、体温で軟化して顔に付着しやすくなります。物によっては肌トラブルの原因になるのでフェイスラインや生え際に整髪剤をつけるのは極力避けるか少量に抑えましょう。

食生活

過度の飲酒や、糖分の摂りすぎは細胞の脱水を招き乾燥を招きます。ファストフードや、スナック菓子などの質の悪い油(トランス脂肪酸等)でも胃や肌に負担をかけ代謝に不具合が生じるので極力控えた方が良いでしょう。

私の場合は、暴飲暴食などで胃に負担をかけた場合は口の周りにニキビができやすいです。

ホルモンバランス異常

思春期で身体構造が大きく変化する時期や、ストレスの影響でホルモンバランス乱れて、肌荒れやニキビになる場合があります。女性の場合は生理中・PMSでのホルモンバランス異常で肌トラブルを起こしやすいことも多く言われています。

ストレスを溜めないよう、また十分な睡眠を心がけ疲労を溜めないようにしましょう。

洗顔方法

洗顔に関する詳細は別記事でまとめてあるので参考にしてみてください。

毎日の低刺激な洗顔と、週1~2回の酵素洗顔の併用をオススメしています。

ニキビの種類

非炎症性と炎症性に大別され、炎症性の物は痛みや腫れ、熱感を伴います。

非炎症性 ― 白ニキビ
     ― 黒ニキビ

炎症性  ― 赤ニキビ
     ― 黄ニキビ

白ニキビ(非炎症性)

角質(老廃物)が溜まり、皮脂が毛穴の中で詰まって表面から白い物が顔を出している状態です。一般にはコメドと呼ばれています。まだ炎症を起こしているわけではないため、痛みはありません。

黒ニキビ (非炎症性)

白ニキビから空気中の酸素によって黒く酸化した状態が黒ニキビです。黒ニキビも炎症性ではないため痛みはありません。

赤ニキビ (炎症性)

毛穴の中で増殖した菌が活性化し炎症を起こしている状態です。炎症を起こしている場合、無理に潰したりすると炎症が広がったり、悪化してしまうとニキビ跡が残ってしまう可能性が高いため、安易に不潔な爪で潰したりはしないようにすることが大切です。

黄ニキビ (炎症性)

炎症が進み真皮内に膿が溜まって大きく腫れた状態です。炎症の強い黄ニキビは、毛穴の壁を崩壊し、真皮まで達しているケースもあります。多くの場合強い痛みを伴います。

できてしまった時の対処法

  • 皮膚科で薬を処方してもらう
  • セルフケア

皮膚科で薬を処方してもらう

ニキビの数が多かったり、長期的に続く場合は皮膚科での薬の処方が薦められます。

私も以前はニキビの数が多かったのでお世話になりました。その時使用して効果が感じられたのが「ディフェリンゲル」です。 ディフェリンは商品名で、「アダパレン」という成分を0.1%含有するニキビ治療薬です。これまでの保険治療で処方されていた「アクアチム」などのニキビ治療薬は殺菌して炎症を抑えることが特徴でした。一方でディフェリンは、ニキビの原因となる過剰な皮脂分泌や毛穴のつまりに作用し、従来の抗菌薬では効果がなかった「毛穴のつまりを取り除く」効果があります。

しかし、使用開始直後は酷い乾燥と肌が赤くなるなどの副作用が出る場合があります。私の場合も真っ赤になりヒリヒリしました。薬の使用説明を受けた際は「予防効果もあるので毎日顔全体に塗ってください。」と言われましたが、とても毎日全体には塗れたものではなかったので、ニキビの気になる所だけピンポイントに使用し、副作用が酷い場合は2日に1回などの使い方をしていました。私の場合は2週間ほど使用しているうちに薬に慣れたせいか赤みやヒリヒリ感はなくなっていきました。元々乾燥肌なので個人的には予防には使えないなといった感想です。私個人の効果の感想は皮膚の代謝を早めて無理やり剥がしているようなイメージでした。

セルフケア:コメド圧出

皮膚科やクリニックでもで実施している所があるそうですが私は自宅でコメド(めんぽう)を圧出しています。すなわち、ニキビの内容物を押し出して治りを早めます。主に炎症が起きていない状態の白・黒ニキビに対しては周囲の組織を傷つけなないように行えば炎症を起こさず内容物を取り出せます。

注意点として、炎症が酷い(痛みを伴う)場合は安易に実施するのは悪化を招くので控えています。炎症が起こっている状態のニキビでも、時間が経過すると内容物が表面に浮き上がってきます。私の場合、腫れがひいて、痛みもなくなって、表面に内容物を確認できる状態になった際は行っています。

今回、久しぶりに炎症のない「白ニキビ」ができたのでコメドを取り出してみました。

手順は以下の通りです。

  1. 使用する道具を事前に消毒しておく。
  2. 炎症がないこと、ニキビの内容物が表皮より出っ張っていることを確認。
  3. 針を皮膚に突き立てないように皮膚に平行に小さな穴をあける。
  4. プッシャーやティッシュなどを使い、極軽い力で周囲を圧迫する。
  5. 表にでてきた内容物をピンセットやティッシュで取り除く。

①実施前に針とプッシャーを消毒しておきます。

②白ニキビが口の下にできてしまい、白いコメドが出っ張っているのが確認できました。ちなみに、表面よりも凹んでいる場合は無理に取り出そうとするのは失敗の危険があるので行いません。

③出っ張りの部分だけを狙って穴を空けます。表皮に平行にして、決して針を皮膚に突き立てないようにします。表面に出口を作るように僅かな穴だけを穴をあけます。何度も刺すと赤くなってしまうのでうまくいかない場合は素直に中断し、表面に出てくるまで時間を置きます。

④穴をあけた周囲を狙って極めて軽い力で圧迫を加えます。力ずくでは周囲の皮膚を破壊してしまうので、軽く押して取り出せない場合は時間を置くか、③に戻ります。

⑤うまく取り出すことができました。表に出てきたコメドはピンセットやティッシュで取り除きます。

周囲の傷もできていないのでほとんどめだたない状態です。針であけたあとは小さなものなのですぐに塞がります。穴を大きくあけすぎたり、出血させてしまった場合は軟膏を塗って化膿しないようにします。

私はこの方法でクレーターや傷跡は一つも残っていませんが、「セルフケアの際はあくまで自己責任でお願いします。」

まとめ

今回は久しぶりに不覚にもニキビができてしまったので、私の行っているセルフケアを紹介する形になりましたが、基本は予防をすることが大切です。ニキビや肌荒れのない生活を手に入れるために日々の予防に努めましょう。

質問や相談等はSNSにて受け付けています^^

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