昨今では男性でもスキンケアや美容に気を遣う方が増えてきているかと思います。万人受けで主流なのは「清潔感」を強調したケアであり、行き過ぎは返って御法度と思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな中、私は爪切りで切るだけでは物足りなさを感じています。それも個性だと考え周りからの意見はあまり気にしていませんし、悪印象ばかりでもありません。そこで私が行っている爪のケア方法を所感を交えながら紹介したいと思います。
万人受けする爪の特徴
まず初めに、女性は男性の指を以外としっかり見ています。食事中のテーブルに手を置いている時などは顔よりも始めに目がいくほどにです。誰からも愛される爪とは清潔感が第一に優先されます。
- 長すぎずない
- ゴミなどが挟まっていない
- 割れていない
- ささくれなどがない
- 爪を噛むクセはNG
上記の要素が求められます。仕事柄や家事の頻度、手の使い方によっても状態は異なるかとは思いますが、心がけ一つで手間も時間もかけずにクリアできるレベルかと思われます。
爪ケアのポイント
基本的な爪ケア
まず万人受けするレベルの”基本的な爪ケア”を説明していきます。
長さに関しては指の先端=爪の先端、あるいは+1㎜となることをお勧めします。私の知る限り深爪ぎみの方が多い印象があります。そもそも爪は外的刺激を良く受ける指先を守る役割を持っているため深爪では指先を守れません。深爪の場合、指の先端の皮膚が固く肥厚してしまい、爪と皮膚との間にゴミがたまりやすくなってしまいます。また、皮膚が分厚くなることで指先の感度も落ち手先の器用さも低下してしまいます。もし仕事柄、爪の間が汚れやすい方は入浴の際に、柔らかい歯ブラシ等で洗浄をしましょう。専用のブラシも売っていますが歯ブラシの方がコスパが良いです。爪を爪切りでカットする際に、少し長めにカットしてヤスリで先端を整えるようにすると深爪になりにくく、ヤスリ掛けをすることでひヒビ割れやささくれ防止にもなります。
爪が薄かったり、仕事上指先を酷使する方の場合は角を残すように爪切りでカットし、ヤスリで少し角を落とす「スクエアオフ」という形がお勧めです。強度が求められる足の爪は基本この形で問題ないでしょう。巻き爪予防にも有効です。
ハンドクリームを使う際は爪にまで馴染ませるようにすることで、更に乾燥と刺激から指先と爪を守ることができ、ささくれや、爪割れを防げます。また、手洗い後のタオルドライは完全に水分をふき取るまで行いましょう。少しでも水分が残っていると、それが蒸発する時に皮膚の水分も奪われ乾燥とダメージを招くだけでなく、濡れたままの状態では雑菌が繁殖したり、空気中の埃を拾ってしまうため不衛生となります。基本的にタオルドライでは擦らずに「ポン・ポン」と丁寧に水分を吸いとるイメージで行います。強く擦ったところで作業が早くなるわけでもないので傷つけないよう優しく行いましょう。肌や、爪は濡れている時が一番組織が脆弱化しており、外的刺激からのダメージを受けやすいです。
医療や、介護系の仕事の方は手指消毒を多用する方もいるかもしれません。しかし、アルコールは揮発性が高く乾燥を招いてしまうので、時間が許すのであれば使用せずに手洗いをしましょう。しっかり手洗いをすればアルコール消毒は不要です。アルコールを多用して肌がボロボロでアカギレや出血をしていては、返って不潔な状態となり逆効果になることは目に見えています。私も人に接する仕事をしているからこそ、自分の手には細心の注意を払っています。誰も汚い手で触れられたくありませんからね…。
以上のことを気をつけるだけで見た目にもキレイで清潔な状態を保てるでしょう。冬場のアカギレにもなりにくくなるのでお勧めです。
私が行っているケア
ここからは私が行っている万人受けはしない(かもしれない)ケアです(笑)
私が爪のケアをし始めたきっかけは、爪がいつも割れたり、アカギレができたりに悩んでいて、プラモデルを作っている最中にプラスチック用の細かいヤスリを爪に使用してみたところ調子が良かったのが始まりだったりします。言うなれば私にとって、爪の加工はプラモデルの延長線に出来上がったものですね。
本題に入ります。用意する道具はこちら。4面あるヤスリ(ネイルファイル)。1個100円ほどです。
1~4まである面を順番にヤスリがけしていくだけです。順番に目が細かくなっていくので1番の面で大まかな爪表面の凹凸を落とします。あまり薄くし過ぎると脆くなって爪が割れたりする原因となるので、爪の先端をプッシュしつつ、しなり具合や、強度を見ながら調節が必要です。2番の面以降は指と平行に縦にヤスリ掛けするとよりキレイになりますが時間がかかるので私は横向きでヤスリ掛けしてしまっています。光沢を出したくない場合は2または3で中断すればOKです。4番の面はヤスリというよりビニール生地のような素材で「キュッキュッ」音がし、光沢がでます。
仕上げに使っているのがこちらの牛革(?)でできた細かい研磨ができるものです。更にツヤがでます。付属の丸い容器の物はコンパウンドの研磨剤です。値段は1000円くらいだったかな。
これを使うとムラを消すことができます。
最後にあればネイルオイル。ハンドクリームでも大丈夫だと思います。
完成品が以下の通りになります。
ここまですると手を洗った時でも爪が水を弾くようになるので、撥水性抜群でとても乾燥に強くなります。見た目と強度を兼ね備えた、実用的な作品だと自負しています。また、毎日眺める自分の手をキレイにしておくと、自分自身を大切にするようになると思います。私は鬱っぽい時期をこれで乗り越えました(笑)
甘皮は指の根元の強度が落ちるので処理していません。爪の生え際を損傷するとガタガタな爪が生えてくるようになり、見た目も強度も衛生的にも良くありません。マニキュアやトップコートを塗りたい女性以外は処理しない方が良いのではないでしょうか。
周囲からの反応
気持ち悪いと言う人は意外と少なく、むしろ女性からは褒められることのが多いくらいです。「こんな人、はじめて見た。写メとって良い?」など言われたこともあります。男性からはそもそも男の指に興味がないのでほとんどコメントを受けたことはありません。「せいぜいで個性的だね…」と苦笑いされるくらいです。
女性の中には「自分よりきちんと手入れしている人はちょっと…」「ゴツゴツしていて仕事を頑張ってる手が好き」「指の毛が好き」なんて言うコアな意見を持った方もいるようですが、あまり周囲を気にせずに個性を貫くのも良いのではないでしょうか。
まとめ
- 深爪にならないように長めにカットしてヤスリがけで整える
- 表面の凹凸を滑らかにすることで撥水性が向上して乾燥に強くなる
- 手洗い後のタオルドライは擦らず、丁寧に行う
- アルコール消毒は極力使わない
- 見た目がキレイと清潔感、実際の清潔さは比例する
- 毎日見る自分の手に愛着が湧き、自分を大切にするようになる
フィットフードホームは、他ブランドと異なり、「添加物を可能な限り使用せず」、一食一食が丁寧に手作りしたカラダに優しいお食事です。