私は、高校生からヘアアイロンを14年ほどほぼ毎日使い続け、現在で5代目です。ストレートアイロンの他カールアイロンも持っていますが、男性の方や、ショートヘアの方はだいたいストレートアイロン一本で事足りることが多いと思います。
今回はストレートヘアアイロンの選び方と、私が普段から使用している物を紹介していきます。
ヘアアイロンの選択基準
ヘアアイロンを選ぶ基準ですが、多くの人はデザインで選んでしまっている人が多いのではないでしょうか。私も最初は何が良いの分からずに見た目と値段で選んでいました。
私が選ぶ際に必ずチェックしている項目は以下になります。
- 温度調節の使いやすさ
- スタンバイ時間(温度の上がる速度)
- コードの長さと回転機能
- グリップの耐熱性
- プレートの素材
- プレート幅と形状
- コスト
温度調節の使いやすさ
まず、最高温度は180℃以上が設定できれば十分です。それより上は髪に多大なダメージを与えることになるので基本使いません。私は普段180℃設定していますが、使い慣れない初心者の方は140~160℃に設定すると良いでしょう。
調節装置は主に「ダイヤル式」と「ディスプレイが表示されるボタン式」のものが出回っています。
ダイヤル式の場合は、温度設定を常に自分の使う位置に固定できるものもありますし値段が安い傾向にあります。デメリットは温度表記が若干アバウトになってしまうことと、操作中にダイヤルに誤ってふれてしまうと温度がズレてしまうことがあるため私はあまり好きではありません。
温度ディスプレイが表示され、温度が上がりきったことを点灯や、音で知らせてくれる機能のものであれば尚良いでしょう。調節ボタンはビニールで加工してある物は使う続けると破れてくるので注意が必要です。
毎回使う温度が同じなら、温度を記憶してくれるメモリー機能があると操作の工程が一つ減るので幸せになれます。
スタンバイ時間(温度の上がる速度)
自分が使う温度まで30秒で達成するものがオススメです。160~180℃で使うことが多いと思うので確認しましょう。
コードの長さと回転機能
使用環境にもよりますが、2m程度あれば問題ないでしょう。友達や家族のヘアセットをしたい方は特に長めのコードだと便利ですね。延長コードを使えばそれまでですが(笑)
グリップの耐熱性
必須なのが本体とコードを繋ぐ根元の部分が自由に回転する機能です。これがないとセット中にコードが絡まるわ、断線するリスクが上がるわで苦労します。
先端まで手で触っても平気なものがオススメです。
ラバー素材や、フェルト素材が巻かれたり、接着されているものは、熱で溶けたり、剥がれたりと劣化しやすいので、長く使いたい場合はオススメしません。
プレートの素材
このプレート素材の品質が最もヘアセットの出来栄えに直結されるので重要な要素となります。
- セラミック
- チタン
- その他
主流はセラミックとチタンで、出回っているほどんどの商品がこの二つのプレートを使用しています。
セラミック
メリットは熱伝導率が高く、短時間でのセットがしやすいです。デメリットは、耐久性はチタンに劣ることと、摩擦を軽減するためにコーティング加工された商品が多く出回っていることです。コーティングやメッキは使い続けると剥がれてしまうのでオススメできません。
チタン
メリットは耐久性が高く摩耗にも強いです。デメリットは重量が重くなったり、コストが少々高い商品が多いです。プレートカラーなどのデザインの幅も狭いです。
個人的には、コーティングやメッキが剥がれるのを嫌い、道具を使っていると愛着が湧き長く使いたい派なのでチタンがオススメです。
その他
プラチナ製のものは一部のサロン品で出回っていますがコストが最も高価です。
テフロン製のものは髪へのダメージケアにおいては優れた性能を持ちますが、耐久性にやや難があります。
プレート幅と形状
ショートヘア~セミロング辺りまでは幅の狭いプレートの方が使いやすいかと思います。20~26mmの物であればストレートと、カールどちらでも汎用的に使えうことができます。
ロングヘアや毛量が多い方はプレートの太い物も良いですが、それは2本以上持つ場合にオススメできます。ロングヘアの方でも前髪など細かい部分の作成などは細いプレートの方が有利だからです。アイロンは一本で済ませたい方には細いプレート幅一択で決まりです。
プレートにサスペンションが付いた物だとカールを作りやすいです。あまり強い力で握りしめないようにすることが上手に作る秘訣です。
選択基準のまとめ
- 最高温度は180℃で十分
- 温度が上がりきったサインが分かりやすい
- 設定温度のメモリーがついてる
- 30秒程度で160℃以上の温度になる
- コードの根元が回転するもの
- 握った時に手が熱くならない物
- プレート素材はコスパ重視ならセラミックかチタン製がオススメ
- コーティングや、メッキ加工されている物は途中で剥げやすいのでオススメしない
- プレート幅は20~26㎜が汎用性が高い。ストレート、カール両方可
- プレートは滑りが良く、サスペション付きがベター
現在使用しているアイロン
今のアイロンの一個前に使っていたのが
アズスタイル:セラミックイオン ストレート ヘアアイロン
という商品で、¥13,000程度で大きな不満はなかったのですが、使っているうちに持ち手のラバーが溶けてきて、プレート裏を持てるように耐熱素材が接着されていましたが、それも剥がれてきて…。温度調節のボタンもビニール部分が破れるなど、耐久性に難ありな商品でした。
アイロンが変わるとヘアセットの感覚が変わってしまうので頻繁に買い替えはあまり好ましくありませんでした。
そこで、巡り合ったのが現在使っているアイロンの
Areti:20mm ストレート カール ヘアアイロン ART.i679BK
ちなみに「ブラック」はチタン製で他カラーはセラミック製です。
私が今まで使ってきたアイロンの中では一番の評価です。先に述べたポイントはほぼ網羅されており、コストも同じ水準の機能を持った商品よりかなり安いのが特徴的です。
温度上昇が高速で、摩擦も少ないので、「アイロンを当てすぎると髪が傷んでしまう」といった心配も裏切るほどです。むしろ、このアイロンに変更してからは艶が出て、髪質が良くなりました。2年ほど使っていますが、今のところ故障や不具合などもありません。
アイロンを使ってヘアセットした写真が下のものになります。
また、写真のようにストレートアイロン一本で、ストレートのみならず、カールを出しやすい点も評価できる点です。
ロック機能もあるのでケースに入れれば、携帯もしやすいです。
惜しかった点は、電源起動時に設定温度が170℃固定であることです。メモリー機能がないため、私の場合は180までボタンを2回押して使っています。
コスパや総合評価は申し分ないので、ヘアアイロンをご購入をお考えの方には、自信をもってオススメできる商品です!!
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