身体の悩み

【鉄壁の】風邪をひかない【予防策】

秋から冬場にかけて風邪の流行シーズンとなります。毎年風邪にかかっている人がいれば、滅多にかからない人もいる…

その二つにはどういった違いがあるのでしょうか。

風邪がもたらす不利益

そもそも風邪をひくと休養を強いられてしまい、会社や学校を休まなければならなくなったり、そうでなくても体調が悪いと生産性は著しく低下することでしょう。もしかしたら、あなたの大事な人にうつしてしまうかもしれません。ほとんどの方は「生活」するために自分の「時間」を切り売りして金銭に変換しています。「time is money」とは良く言われていますが、「時間(time)」とはそれはすなわち、あなたの「命(life)」とも言い換えることができます。風邪や病気にかかった場合、生産性の低下、やりたいことができない。それは 例え治癒したとしても、その時間は戻っては来ません。 あなたはかけがえのない「時間=命」をすり減らしていることになります。

風邪をひくとは、寿命が縮んでいることと同義であると言えるでしょう。

風邪を人にうつすという行為は、他人の寿命を縮めていることと同じなのです。

原因

風邪の原因の9割以上は、細菌よりもさらに小さなウイルスによるものです。その種類は、風邪に関係するものだけで200を超えると言われており、これらのウイルスは常に変異し続けていることから人体の免疫記憶が成立しません。予防接種は存在しないのです。 風邪を回避するためには、こまめな予防策を講じる他にはあり得ません。

予防方法

  • 睡眠と栄養、プラス運動
  • 水分補給
  • 手洗い
  • 安易に何処でも触らない
  • 乾燥させない

睡眠と栄養、プラス運動

十分な睡眠と食事で疲れやストレスを溜めないこと。加えて冬場で寒くなり運動不足になる方が急増します。運動により循環器系の機能向上、血流が良くなることで代謝や体温も高い水準でキープでき免疫アップにつながります。

水分補給

一昔前までは良くウガイをしろと言われていましたが、ウガイでの予防は頻度的に実現が難しいというデータ(20分おき)が出て以来、されなくなってきました。そもそも、ウガイは喉の粘膜に付着している、細菌やウイルスを洗い流すことが目的で行われてきました。粘膜に付着していることが害であるため、ウガイでなくても飲水により流して飲み込んでしまえば良いとされています。1口-口を20~30分おきに飲みましょう。また、それにより乾燥からも防ぎ免疫をキープすることができます。

どうしても、ウガイをする場合は水で十分でしょう。イソジン液などの殺菌作用があるものは、多用しすぎると免疫力が低下するとも言われています。

手洗い

簡単に取り組むことができ、かつ重要ですね。何かに触る時、触った後の手洗いを心がけましょう。手洗い前の手で顔や口周りを触ることはとても不衛生です。手洗いの際は、指の間や手首、爪先まで流水で洗い流し、しっかりふき取りましょう。濡れたままの状態は雑菌が繁殖したり、空気中の埃や、細菌やウイルスを拾いやすくなってしまうので水分をふき取ることが重要です。食前や、家に帰宅した際は必ず洗いましょう。私の場合は帰宅後すぐに着替えもします。

肌は濡れた状態が最も脆弱でダメージを受けやすくなります。タオルで擦るようなことは避けましょう。アカギレや乾燥の原因になってしまいます。手に傷ができるとそれこそ感染のリスクが上がってしまいます。

">手(爪)のケアに関する記事も参考にしてください。

https://pt-tatsuya.com/%E7%88%AA%E3%81%AE%E6%89%8B%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%80%82%E7%94%B7%E6%80%A7%E3%81%8C%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%82%E8%89%AF%E3%81%84%EF%BC%9F/

ハンカチやタオルを何度も使いまわすことは同様に良いとは言えません。濡れたままの状態では雑菌の温床になってしまうためです。そこでオススメしたいのが「ペーパータオル」です。一回ずつ使い捨てなので、通常のタオルのようにいちいち洗濯する手間も省けるし、衛生的かつ効率的ですね。ついでに蛇口やシンクの掃除にも使えるので家庭で使うと予想以上に便利なことがわかるはずです。デメリットはクズ籠を設置しなければならないことくらいでしょうか。

私の場合は手洗い後の手拭きはペーパータオルで行い、入浴後もバスタオルは使わずに小ぶりのハンドタオルで全身を拭いて、一度使ったら洗濯しています。バスタオルは大きいのでかさばってしまうんですよね。

安易に何処でも触らない

手を洗う前に何処でも触らないようにしましょう。公共交通機関のつり革、手すり、ドアノブ。職場でのキーボードや、マウス、電話やスマホ等、挙げるときりがないのですが、自分が触る際はキレイな手(手洗い後)で触る。触った後は、できれば手洗いをしましょう。

忙しくて難しい場合は、皆が良く触れる場所をアルコールか、水にキッチンハイター(次亜塩素酸ナトリウム)を少量溶かしたもので拭いてあげましょう。皆が同じ意識だとより効果が高いです。一人だけで取り組むのは切なくなりますが、負けないでください。

乾燥させない

乾燥により通常床へ落ちてしまうようなウイルスや細菌が舞い上がって空気中を漂うようになってしまいます。インフルエンザウイルスは室内の温度にもよりますが、湿度を50%以上にすると激減すると言われていますので、40%~60%程度に湿度を調節することで、感染の予防になります。 暖房と一緒に加湿器を使ったり、灯油ストーブが湿度上昇に貢献します。定期的な空気の入れ替えも効果的です。湿度を上げることは暖房効率も良くなるのでエコで部屋の体感温度も同時に上がるので非常にオススメです。

マスクの着用

鼻や口を覆って接触を避けるという意味や、温度と湿度を保つという意味で、マスクには感染を予防する一定の効果が期待できます。しかし、その一方で細菌やウイルスなど、小さなサイズの物はマスクを通り抜けてくるとも言われており過信は禁物です。マスクの表面はフィルターになっているので、手で直接触れないようにしてください。一日中着用する場合は1~2回交換するとより効果的と言えます。

乾燥の美容面への影響

乾燥は健康面だけではなく、美容面にも影響します。健康な髪の水分量はおよそ11~13%とされています。髪は水分の吸放湿が大きく、乾燥するとパサついて広がりやすくなります。また、肌についても保湿が大事と言われるように、水分量が10%以下になると肌荒れや、かゆみの原因となってしまいます。

まとめ

十分な睡眠、栄養補給と適度な運動。ウガイよりは水分補給と手洗いに力を入れましょう。手洗い後は家庭でもペーパータオルの使用が効果的です。不特定の人が触れる場所は安易に触れない、皆で拭き取り掃除するようにする。

乾燥は健康被害だけでなく美容面でも害があります。暖房と加湿器の同時使用は効率的でエコでもあるため積極的取り組むべきと言えます。マスクは一日中つける場合は不衛生となり得るため、1~2回の交換を行いましょう。

風邪がもたらす不利益に比べれば、予防の手間はほんの些細なものです。風邪に対抗する薬はないので、予防する他ありません。あなたや、あなたを取り巻く周囲の人達の時間と命を大切に思うなら、ぜひ風邪予防に取り組みましょう。


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