健康寿命という言葉をご存知でしょうか?
そもそも健康であればあるほど長生きもするであろうし、そうでなければ寿命は短いと言えます。
つまり、健康とは命の長さそのものを表し、不健康は自分の大切な時間を捨てていることに他なりません。
いくら長生きできるからといって不健康で自分の思い通りに生活ができないことは、苦痛以外の何物でもないでしょう・・・
そんな中で、老化や病気に打ち勝ち(予防)、自由で健康で居られる時間を大切にしよう、より長くしようというのが健康寿命の考え方となります。
健康ブームで、健康が見直されている現代でも
「若いうちからそんなこと気にしないでもいいんじゃないの?」
と言った考えの層はまだまだ存在します。
健康への理解を深めるため、自由な時間を手に入れるための”健康寿命”について掘り下げていこうと思います。
健康寿命を延ばす
健康寿命とは、介護を受けることなく起床、食事、入浴等の日常生活動作が自立している期間を指し、2016年の厚生労働省の調査では
・女性74.79歳
となっています。
広い意味では医療機関に通い詰めなくても済む状態が一般的に”健康”と言われる状態ではないかと思われます。
これでは定年を迎えてから10年程度の自由時間しかないことになります。
そして、健康寿命と平均寿命の差も10年程度と言われています。
つまり、不健康な状態では残りの寿命は10年程度ということになります。
- 健康寿命を延ばすメリット
- 健康寿命を延ばすには?
健康寿命を延ばすメリット
健康とは、日常生活や、仕事や趣味といった活動に支障をきたさず、精神的・肉体的な制限を受けない状態。将来的な病気やケガのリスクを予防し、薬物や、介護といったサービスを使わなくても生活できるように状態を維持することを、一般的に”健康な状態”と定義されるのではないでしょうか。
では、何故そこまでして健康寿命、つまり健康で居られる期間を延ばすことにそこまでこだわらなければいけないのかというと・・・
自由な時間を手に入れるため ではないでしょうか。
病気になれば医療機関へ通うことになるかもしれません。
そうなれば、定期通院によりあなたの自由な時間は奪われてしまいます。
更に、診察もタダではないため、余計な出費を支払うことになります。
この医療への出費、つまり金銭も元は自分の時間を切り売りして得た物です。
つまり、病気になり通院を余儀なくされるということは想像以上に自由な時間を奪われていることに他なりません。
時間よりも、お金に価値があると考えられている方にはしっくりこない表現かもしれませんね。
言い換えると、病気になれば働ける時間(自由な時間)も奪われてしまいます。
これでは生涯に稼げる金額が健康な場合よりも下回ることになるので結果として、金銭的に多大な損をしていることがお分かり頂けるかと思います。
そんな、お金の使用目的も結局は自分、あるいは他人を幸せに導くためではないでしょうか。
つまり、自由な時間、楽しい時間を得るために概ね使われるはずです。
この”時間”を手に入れるためには、健康でいることが一番の近道であるため、健康寿命という言葉が生まれたのだと考えています。
健康寿命を延ばすには?
掘り下げればキリがないほど健康寿命に関与する要素があるので、今回は最も重要で高い効果を得られる3点を紹介します。
- 食事
- 運動
- 睡眠
食事
PFCバランスを考慮して食物繊維も同時に摂取し、加工食品の過剰摂取に注意しましょう。
加工食品の中でも発がん性が上がると言われているものが、スナック菓子、包装されたパン、甘味飲料、ミートボール、ソーセージ、ナゲット、インスタントラーメン等が挙げられます。
これらには、調理用としては一般的には使用されないような物質である硬化油、加水分解タンパク質、液糖、香料、甘味料、着色料、安定剤、防腐剤などが含まれているケースがあります。
賞味期限の極端に長い加工食品や、低品質の油を使用しているスナックは要注意が必要でしょう。
運動
運動習慣を設けることで健康寿命を延ばせます。
運動により血液循環が良くなります。一時的な血圧上昇と血流が勢いよく流れることで、血管内壁にこびりついたコレステロールなどの異物を洗い流してくれます。高血圧や、脳梗塞、脳出血などの血管の病気の予防になります。
また、運動により生じる乳酸(疲労物質)は脳への負荷刺激となり、認知症の予防にも効果があることが注目されだしています。
そして、ストレス解消の効果も確認されています。
快楽ホルモンであるドーパミンや、興奮ホルモンのアドレナリンなどが作用して、集中して行われる適度な運動はストレス解消に効果的と言われます。
睡眠
睡眠により細胞の再生、成長ホルモンの分泌が促され、脳や、心臓の働きもスリープモードとなり、普段よりも低エネルギーでの活動となります。
特に心臓は生まれてから死ぬまでに心拍数の回数が、何回脈打てるのか決まっているとも言われています。
そして、寝ている間には起きている時よりも心拍数が著しく低い状態となります。
つまり、十分な睡眠を確保できずに、起きている時間が長くなれば、心拍数はアクティブモードのまま活動を続け、消耗してしまいます。
その裏付けに、6時間未満の睡眠を継続した場合に、心筋梗塞のリスクが上がると言われています。
また、ストレスは、そんな大切な睡眠の妨げとなります。
運動と組み合わせることで、ストレス解消と、肉体の適度な疲労感で、質の高い睡眠が得られやすいでしょう。
医療を受けても健康にはならない
ここまで健康寿命について述べてきましたが、
「病気になったら病院にいけばなんとかなるんじゃないの?」
という考えを持った方は現代においても少なくありません。
ですが、この答は「No」と言い切ることができます。
医療と健康は決してイコールではありません。
健康という言葉同様に、医療という言葉も広い意味を秘めています。
一般的に認識されている人助けの側面も当然あるでしょうが、ビジネス、商売としての側面も持っています。
この例が、”検診”ではないでしょうか。
健康診断が”検診”と略されているように解釈されている方が多いかと思いますが、検診では診断は下していません。
医療機関へ誘導するための”営業”という解釈で概ね間違ってはいないでしょう。
「隠れた病気を探す」なら響きは良いでしょう・・・
しかし、「症状に病名を当てはめる」ではどうでしょうか?
後者は病気ではない人を患者にしてしまう可能性があります。
この2つが表している内容は、全く違う言葉ですが実際には同じことが行われています。
良く見られるのは”加齢”という誰しもが遅かれ早かれ体験する現象に対して病名をつけてしまします。
高血圧症、骨粗しょう症、脊柱管狭窄症・・・
数値だけを見て付けた病名は診断とは言えませんが、日常的に行われています。
病名をつけることで薬が処方されそれが収益となるので、それがルーチン化されているのが現状と言えます。
検診を通して、無症状の人に対しても無理やり病名をつけて、薬物の処方が行われる場合もあります。
これは果たして健康的と言えるのでしょうか?
最も多い例を挙げるなら、血圧を安易に下げれば、脳出血は予防できるかもしれませんが、血行が悪くなり、脳梗塞や、認知症のリスクは上がるのではないでしょうか。
また、筋肉に力を入れたり、各種臓器が働くのにも血液供給、つまり血圧上昇が必要になります。
降圧剤はこれらの機能も低下させてしまうリスクを秘めている可能性があります。
会社で検診を受けさせられ、症状はないが原因不明の高血圧が見つかる・・・
そして、とりあえずの降圧剤が処方され、身体機能の低下が起き、運動機能の低下、消化器、循環器系の低下・・・
これは健康寿命の考えかたからは反れているように思われます。
高齢者たちが口を揃えて言うのは
「ピンピンコロリ」
これは不健康の状態で長生きなんかしても嬉しくない、健康な状態でポックリいきたいという事を表現した言葉です。
「ピンピンコロリ」を望まれる場合は薬物の過剰摂取は逆効果となるのではないでしょうか?
彼らはそれは知って、医療の受診をしているのでしょうか?
医療にかかったからといって寿命は延びることはありませんし、最悪、健康寿命は縮むことだって考えられます。
研究データでは
病院がたくさんある地域と、病院が少ない地域では、後者の方が寿命が長い
という結果もあるようです。
医療と健康は似て非なるもの・・・
むしろ、似ても似つかない物なのかもしれませんね・・・
まとめ
健康寿命とは、介護を受けることなく起床、食事、入浴等の日常生活動作が自立している期間を指し、広い意味では病院に通い詰めなくても済む状態が一般的に”健康”と言われる状態ではないかと思われます。
健康寿命を延ばす方法として
- 食事
- 運動
- 睡眠
の3点の留意をおすすめします。
医療を受けても健康寿命そのものが延びることはありません。
日本では予防に医療保険は適応されません。
自らの努力と日々の心がけが必要となります。
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