悩みや、過去のストレスのせいで行動が制限されていませんか?
従来では逆境体験やトラウマは、心に傷を残し、ストレスは健康を害するというのが常識とされてきましたが、近年の研究では、ストレスやトラウマなどの逆境体験は、良い側面もあることが考えられるようになってきました。
- PTSD:ネガティブ
- PTSG:ポジティブ
問題をネガティブに捉えるか、ポジティブに捉えるかは、
”今の自分と向き合えるか”
というのがカギになってきます。
辛い経験を経た先には大きな成長がもたらされるはずです。
PTSGとは?トラウマのある人の方が成長できる
PTSGとは「Growth=成長」
PTSGとは”Post Traumatic Stress Growth=心的外傷後成長”の略でPTGとも呼ばれます。
「危機的な出来事や困難な経験との精神的なもがき・闘いの結果生ずる、ポジティブな心理的変容の体験」
こちらが定義のようです。
過去の辛い体験を乗り越えてより強く成長できるというものです。
主に5つの成長体験が挙げられます。
- 他者との関係性:より深い家族、友人との関係
- 精神的変容:メンタルの成長
- 生(命)に対する感謝
- 新たな可能性:人生の優先順位の変化
- 人間としての強さ
PTSDとは「Disorder=精神の障害」
多くの人が耳にしたことのあるのある、PTSGと類似した言葉で”PTSD=Post Traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害”が存在します。
PTSDとは、怖い思い、ストレスとなる記憶が心の傷となり、 そのことが何度も思い出されて、恐怖を感じ続ける心の病気です。
逆境体験後にはPTSD?PTSG?
従来では逆境体験やトラウマは、心に傷を残し、感情をゆさぶり、血管や心臓に負担となり、健康を害するというのが常識とされていました。
しかし、近年の研究では、ストレスやトラウマなどの逆境体験は、良い側面もあることが考えられるようになってきました。
トラウマになり得るストレスとは、災害、闘病、事故、事件といった命の危機に晒される出来事や、
「こんなことがトラウマ?」
と思うかもしれないが、ストレスやトラウマは個人によって感じ方が異なるため、安易には限定できないし、してはいけないと思う。
現代社会では、友人、職場の上司、恋人などとのトラブルなども考えられるでしょう。
生活が豊かだからこそ、人間関係でのコミュニケーションのもつれ、人と人との中で生きていくことに息苦しさを感じる瞬間は誰だってあるはずです。
長い人生を送るにあたって逆境はあって当然であり、誰しもが決して避けては通ることができないでしょう。
そして、ここで疑問が湧いてきます。
「トラウマの後に、PTSDになるか、PTSGになるのかはどのように決まってくるのか?」
【もう、「あの人」のことで悩むのはやめる】にはこう書かれています。
ある人がショックな出来事に遭遇した時、PTSDになるか、PTSGになるか、その違いは「問題を受け入れられるかどうかにある」
これは、医療の現場でも、病気やケガにより後遺症を背負うのが確定的な状況になった時、ずっとショックで立ち直れない人もいますし、早い段階で問題を受け入れてできることを考えたり、リハビリに臨む方に分かれます。
ショックを受けた時、問題を突き付けられた時の衝撃はおそらく平等に訪れるはずですが、立ち直りの早さや、行動力には個人差があるのも確かです。
この問題を受け入れるには、いかに”今の自分と向き合えるか”というのがカギになってくるかと思います。
「あの人さえいなければ・・・」
「あの時もっと、ああしていれば・・・」
では、なかなかポジティブに物事を考えられなくなってしまいます。
病気であれば「自分の生活習慣に問題はなかったのか?これからどうしていこうか」
交通事故なら「自分が確認を怠ったからかもしれない、できることをしよう」
と、自分を客観的に認めて、次にどうするべきかを判断できるかが成長に繋がるはずです。
今の自分と向き合えるかどうか
過去の私、幼少期のころは、父親に叱られると「お母さんのせいだ!」と、すぐに母親のせいにしてしまう子供でした。
高校受験に失敗した時も「もう未来はない。親も教師もなんで進路を無理やりにでも変えてくれなかったんだろう」なんてことを思っていました。
しかし、そんな経験を通して成長したからなのか、その時がただ子供だったせいなのか定かではありませんが、今では違った考え方ができるようになりました。
友人に貸していたお金が戻ってこなかった。その時も口約束では取り立てるのは難しいことは知っていましたが「この人に限って大丈夫だろう」という甘えがあったのだと思います。
お金は簡単に人間関係に亀裂が生じます。
もし、また同じようなことがある場合は、返ってこなくても構わない、もしくは、友好関係を断ち切る覚をもった上で取引をしなければならないということを学びました。
仕事の上司( )のやり方や、不正に嫌悪を感じ、正すように忠告したが、その人にはなんらかの後ろ盾があり、私の方が逆に居づらくなってしまいました。
何度も悪夢を見る日々が続きました。
しかし、後悔はしていません。
あのまま言いなりになっていたとしたら・・・それは、今より一層深いストレスと働く意味そのものを見失っていたかと思います。
今では、この経験には逆に感謝しているくらいです。
私のような経験は些細な出来事かもしれません。
客観的に見れば逆境やトラウマと呼べるようなものではないかもしれません。
しかし、その時、その人の置かれた環境、精神レベルに応じて「大きな壁」になり得るのだと思います。
例えば、子供のころの悩みを思い返してみると・・・
「自分はなんて不幸なんだ…」
そんなこと1度や2度ならず、考える機会はいくらでもあったのではないでしょうか?
その時は心の底から悩んでいたはずです。
今の自分から客観的に悩みの種を捉えた場合、笑って些細な事だったと言える内容の出来事は少なくないのではないでしょうか?
それは、過去の自分と比べて、今ある自分が成長できているという証になります。
逆に何度思い返しても「あの時のあいつが本当に腹が立つ…。あの件さえなければ今頃はもっと良い暮らしができていたはずなのに・・・」
などと、過去の逆境に捕らわれて、自分と向き合えずにいると一向に壁を乗り越えることはできず、成長も止まってしまうでしょう。
逆境や、トラウマは個人によってストレスとなる要因はそれぞれ異なり、一様に大小をつけることができません。
大きなトラウマであれば、あるほどに、それに比例して成長できるとも限りません。
「苦労は買ってでもせよ」
と言うことわざがありますが、トラウマや、逆境は自分から買ったり、選び取ることはできません。
ただただ、理不尽に、唐突に訪れるはずです。
いつ訪れるかわからない大きな波に対して、日々訪れるストレスを対処をし、自身をレベルアップさせて備えておく必要があるのではないでしょうか。
そうすれば、逆境やトラウマを乗り越えられた時に更なる成長(Growth)がもたらされるに違いません。
トラウマのある人は成長のチャンス
トラウマ、逆境とは偶然に訪れるかもしれませんが、それを乗り越えられるかどうかは決して偶然ではありません。
その人が…あなたが日々積み重ねた研鑽の賜物なのです。
トラウマは無意識のうちに人を縛り付けています。
知らないうちに成長したあなたの糧になっているかもしれません。
ぜひ、自分と向き合い成長を勝ち取ってください。得られる物は大きいはずです。
- 他者との関係性:より深い家族、友人との関係
- 精神的変容:メンタルの成長
- 生(命)に対する感謝
- 新たな可能性:人生の優先順位の変化
- 人間としての強さ
フィットフードホームは、他ブランドと異なり、「添加物を可能な限り使用せず」、一食一食が丁寧に手作りしたカラダに優しいお食事です。