綺麗で艶があり、サラサラな髪の毛は誰もが美しいと感じる美の象徴とも言える存在です。
近年では男性も、ナチュラルなストレートヘアが流行しており、髪質が重要視されている傾向です。
「生まれ持っての髪質はどうしようもない・・・」
「髪を伸ばしたいけどすぐに傷んでしまう・・・」
「バサバサで艶なんてない!」
こんな方も多いのではないでしょうか?
もしかしたら生まれつきではないかもしれません。傷んでしまう原因があなたの行っている習慣にあるのかもしれません。
そんな疑問にお答え出来たらと思います。
外的ダメージから守る
はじめに、今現在、生えている髪の毛の質を根本から変えることは基本的にはできません。
通常の組織は、古い細胞は破壊され、新しい細胞に入れ替わっていきます。
しかし、爪と”髪”は、基本的には一度生えてきたものは細胞の入れ替わりがありません。
すなわち、外からの刺激、ダメージから守ることが重要になってきます。
- 【洗髪】頭皮の乾燥、洗いすぎ
- 【タオルドライ】濡れた状態の髪は撃たれ弱い
- 【ドライヤー・アイロン】過度の熱は厳禁
- 【UVケア】紫外線は頭皮や、髪にとっても天敵
【洗髪】頭皮の乾燥、洗いすぎ
顔は泡を立てて直接触らないように注意して洗顔する人は多いですが、洗髪に関してはどうでしょう…、ゴシゴシ洗っちゃってるんじゃないでしょうか?
フケや、かゆみが気になる人では、なお更ゴシゴシ擦ったり、刺激の強いシャンプーを使うとはタブーになってきます。
整髪剤、ワックスなどを使用していない場合はお湯だけでもほとんどの汚れが落ちると言われています。
優しく、指の腹で軽くマッサージするように洗います。頭皮も顔の一部だと認識すれば、ゴシゴシ音を立てて擦れなくなるはずです(-_-;)
男性の方で、ハードなワックスやスプレーが落ちにくい人は、オーガニックオイルでのクレンジングをオススメします。オリーブ、ココナッツ、ホホバ、マカダミアオイルなどなんでも良いです。
オイルが用意できない場合は、シャンプー前にトリートメントを使うことでクレンジングの代用をすることができます。
要は油は油でしか落とすことができません。油分の含まれるものならなんでもクレンジングとして使えるのですが、より肌と髪に優しい物と言えば、植物由来のオーガニックオイルになるということです。
私はマカダミアナッツオイルを顔にも頭にも使っています。
ワックスなど整髪剤を落とす時は、オイルで整髪剤を分解してから、シャンプー、トリートメントを行います。
油は油でしか落とせないので、トリートメントをお湯で流したあとも綺麗な潤った髪になるということですね。
そして、頭皮の乾燥や、かゆみ、フケで悩んでいる方は、まずは整髪剤の使用は控えて、シャンプーなしでお湯のみで洗います。もしくは、オイルで洗うか、トリートメントのみにします。
- お湯洗髪のみ
- お湯洗髪→トリートメント
- オイル→お湯洗髪
- オイル→お湯洗髪→トリートメント
原因がアレルギーや、他の要因かもしれないので、重度の場合や、治りにくい時には、素直に皮膚科へ相談することがベターでしょう。
オーガニックオイルの使用例の関連記事も参考にしてください。
【タオルドライ】濡れた状態の髪は撃たれ弱い
髪の毛は、皮膚や爪と同様、水に濡れた状態では脆弱な状態になります。
キューティクルが開き、摩擦、熱といったあらゆる物理刺激への抵抗力が落ちてしまいます。
お風呂上りで濡れたまま寝てしまうと、枕に濡れて弱くなった髪を擦りつけて摩擦によるダメージが生じます。
また、濡れた髪は、ホコリを拾いやすく、程よい湿気と、体温で雑菌がとても繁殖しやすい状態となり、匂の原因にもなります。
タオルドライの際もゴシゴシ擦ったところで早く乾きません。
軽く押し付けてタオルが水分を吸い取ったらタオルの面を変えるのを繰り返します。毛量が多かったり、ロングヘアの方はタオルを2本使うのもオススメです。
私の場合は浴室から出る前に、浴室内でタオルドライをします。
タオルドライの前にある程度、髪の水気を取るように、絞っておくと、その後のタオルドライの効率が良くなります。
髪の毛の水気を十分とった後に身体を拭いて、浴室から出ます。こうすることで、脱衣所も無駄に濡れないのでオススメです。
1に髪の毛、2に身体です(*^^*)
身体から拭いちゃうと、上から水が滴り落ちてくるし、髪の毛を拭くときにすでにタオルが水浸しでは十分に髪をドライできませんからね。
ここで、まだ十分ではない場合は2本目のタオルを使います。タオルは毎回洗濯した清潔なものを使うようにします。
私はバスタオルは一切使わずにハンドタオルで済ませています。これなら洗濯もかさばらずに済みますね。
【ドライヤー・アイロン】過度の熱は厳禁
過度の熱は髪の毛の組織を変性させてしまいます。
乾いている髪の毛でもアイロンの温度は180℃が限度であり、この温度でも長い時間当て続けるとダメージになるため、初心者や、自信がない方は160℃以下でアイロンを使用します。
そして、湿っている髪の場合はこの温度より低温でもダメージとなる場合があります。
濡れたままアイロンを当てると、急激に水分が蒸発して「ジューっ」という音と共に水分が気化するとともに髪が焦げてしまいます(-_-;)
アイロンだけでなくドライヤーの熱も同じ場所に当て続けることで高温になってしまいます。
ドライヤーを動かしながらするのはこのためですね。
しかし、先ほども言ったように、濡れたままで自然乾燥を待つのも良くないので、ヘアオイルの使用をオススメします。
ヘアオイルをタオルドライ後に使用します。
髪の長く、量の多い後ろの毛先からつけ、手に余った分で前髪など短い部分を撫でるように塗布します。その後にドライヤーを使います。
初めて使う方は多少乾きにくさを感じるかもしれませんが、その分、急激な熱と水分蒸発からの刺激から守ってくれるバリアとなります。
このヘアオイルは専用の物でもいいですし、オーガニックオイルの原液を薄く伸ばして使うこともできます。
艶感を出したい場合はドライヤーは上から下に風を送ります。
ブラシか、コームは内側と外側からとかすようにしましょう。
ショートヘアの男性なんかはコームだけで良いかと思います。
ブラシの役割は、頭皮の油を髪全体に馴染ませるために使用します。
もし、頭皮が乾燥で荒れている場合はブラシ自体も刺激となります。
【UVケア】紫外線は頭皮にも悪い
これは見落とされやすいのですが、特に分け目をハッキリ作っているヘアスタイルにしている方、頭皮が乾燥している方は要注意!紫外線の刺激は多大なるダメージとなります。
炎天下に長時間滞在する場合は帽子やサングラス、頭皮の日焼け止めで身を守りましょう。
UVケアの関連記事も参考にしてください。
良質な髪を作る食事
生えてしまった髪を根本から綺麗にすることは難しく、保護する他にありません。
ですが、新しい髪を作るのはやはり、良質な睡眠や、食事になります。
海藻類が良いとも言われますが、基本はタンパク質が細胞の材料になります。
人間の組織は重要度の高い内臓から栄養が使われていき、爪や髪は優先度が低く、栄養が足りていない状態で真っ先に細胞が劣化し始めるのは爪と”髪”になります。
タンパク質は自分の体重の1g/kgが最低限必要で、十分に摂取するなら2g/kg程度あっても良いでしょう。
体重60kgの人では一日に60g~120g必要になります。
そして、毛嫌いされている人もいる脂質ですが、ホルモンバランスを整えるのにも使われています。全摂取カロリーの25%は最低でも摂取する必要があります。
詳しくは別記事にまとめてあるので参考にしてください。
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